創立72周年「100周年を迎えられる病院でありたい」
理事長・院長

橋本 忠通(はしもと ただみち)
医学博士 東京医科大学卒業
東京女子医科大学病院第二外科、和歌山県立医大附属病院第二外科を経て副院長に就任。
2018年7月病院長に就任。
2021年4月より理事長、病院長を兼任
専門 消化器外科・外科
- 日本消化器内視鏡学会専門医
- 日本外科学会専門医
- 日本がん治療学会認定医
100周年を迎えられる病院でありたい
当院は、2024年で開院から72周年を迎えました。目標のひとつとして、開院100周年を迎えても地域医療に貢献できる病院でありたいというのが私の目標です。今後、医療制度問題や地域医療構想など、目まぐるしく変化する医療界において、28年後には、当院も変化する事を余儀なくされるとは思います。しかし、提供する医療の質は変わることなく、これからも地域医療の貢献に努めて参ります。
現在、和歌山市内の個人民間病院では、癌の手術を行える病院は数少なくなっておりますが、積極的に腹腔鏡手術を取り入れ、低浸襲で精度の高い治療を行うように心がけております。また、外来での抗癌剤治療も積極的に行っております。巨大病院ではありませんが、小規模ながらしっかりとした病院をつくり、和歌山県立医大病院、日赤医療センター、近隣のクリニックさま等と連携して和歌山市の皆様のニーズを担う医療機関でありたいと思っております。
気軽に来院していただける地域に密着した病院であるように努めています
当院は患者さんにとってのコンビニのような病院を目指しています。コンビニのような病院とは、来院していただければ、ある程度の問題が解決できる病院のことです。近年問題となっているコンビニ受診とは違い、コンビニエンスストアに行くように、気軽に立ち寄れるような病院でありたいと考えています。それを実現するため、今後も医療環境を整えていきます。
「橋本式カテーテルロック」で患者さんの負担を軽減したい
中心静脈栄養や抗がん剤治療では、従来は腕への点滴が中心で、血管が収縮して針が入りにくく、患者さんにとってつらい治療になることがありました。当院では皮下埋め込み型ポートと言われるCVポートを主に胸元に埋め込む手術に注力しています。CVポートは100円玉くらいの本体とチューブからなり、これらを鎖骨から胸の辺りの皮膚の下に留置しますが、細かい作業のため手技が難しく、特に本体を入れる際に手元から落ちることもあります。
そこで医療機器メーカーに依頼し製品化したのが「橋本式カテーテルロック」、特許取得も済んでいます。この「橋本式カテーテルロック」を使い手術時間の短縮と患者さんの負担の軽減を図ります。
これまでに116本製造され全国の医療機関様でご利用頂いています。
※国公立大学附属病院、私立大学附属病院、公立医療センター、がんセンター、各府県の市立病院、民間病院など
新たな技術の発信も当院ならではの強みになっています。
「橋本式カテーテルロック」
「特許証」