消化器外科

経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)

胃瘻とは、腹部に開けたもう一つのお口!

経皮内視鏡的胃瘻造設術(PEG)とは、より快適な日常生活を送るための、患者、介護者双方に負担の少ない経腸栄養法です。口から食事のとれない人、飲込む力のない人のために、直接、胃に栄養を入れるためのおなかに小さな「お口」を作る手術です。

病気のため口から十分に栄養が取れない患者さんのために、内視鏡(胃カメラ)を使っておなかの壁と胃の壁を通して小さな穴(胃瘻:いろう)を造り、その穴にチューブを入れる手術です。そのチューブを通して栄養を摂取します。 口から十分な栄養がとれない患者さんで、長期間にわたり使用が可能な方、点滴、中心静脈栄養や、鼻から管を通して栄養補給をされている患者さんが対象です。また在宅や施設でも管理しやすいというメリットがあります。

胃瘻を造るためには、内視鏡を用いて手術を行います。手術時間は15分程度で、患者さまに負担の少ない手技です。
造設後は、お風呂にも入浴できますし、在宅でも施設でも管理可能です。

・摂食不能、嚥下不能な患者さま
・うまく飲み込めず、誤嚥性肺炎を繰り返す患者さま

是非ご相談下さい。造設の適応を検討し、入院の予約を致します。

PEGパンフレット