消化器外科

腹腔鏡手術

フルハイビジョン腹腔鏡手術システムを導入しています。

腹腔鏡手術とは、お腹の中に直接観察できる直径1センチ程の内視鏡です。お腹を小さく切開して炭酸ガスを入れて膨らませ、いくつかの小さい穴を作り、腹腔鏡を挿入してお腹の中の様子をモニターで観察しながら、鉗子という細い器具や専用の電気メス等を用いて行う手術をいいます。

当院では、腹腔鏡下結腸切除術、腹腔鏡下直腸切除術、腹腔鏡下胆嚢摘出術、腹腔鏡下鼠経ヘルニア修復術,、腹腔鏡下虫垂切除術を行っています。
クリーンルーム清浄度クラス1,000の手術室2部屋を完備し、マキシマル・バリアプリコーション(高度無菌遮断予防策)による徹底した感染症予防を施し、医療レベルの保持に努めています。
麻酔科医が麻酔を担当しており、患者さんに安心して手術を受けていただける環境が整っています。

腹腔鏡手術の最大の特徴は身体への負担が少ない(低侵襲)手術であることです。お腹の傷が小さいことは美容的に優れているだけでなく、手術後の痛みも少なく、早期に離床できます。開腹手術と比べて腹腔内が直接空気にさらされないため、腸が動き出すのも早く、食事も早い時期に開始できます。また、癒着もしにくく術後の腸閉塞も少ない等の利点があります。よって、入院期間の短縮が可能で早期に日常生活に復帰できます。